腐映画の森

年季の入った腐女子がBLを語る。主に腐映画と腐ドラマについて。

2gether The Series Ep.11視聴後のネタバレ ~Ep.1しかめ面のアイツ~

今や世界的な旋風を巻き起こしているタイのBLドラマ、「2gether The Series」

何がおもしろいかって、最初のうち視聴者が感じるドラマの印象が、途中でガラリと変わるところじゃないでしょうか。エピソード7で「えっ、そういうことだったの!?」とタネ明かしがあるので、最初からもう一度見たくなるのです。エピソード11を見たら絶対に最初から見たくなるはず。

 

エピソード1から10のあらすじを簡単に書くとこんな感じ。

大学に入学したてのタインは、グリーンという、しつこく言い寄ってくる青年が現れため、グリーンを自分から遠ざけるために学内一ハンサムで人気者のサラワットに偽の彼氏になってくれるよう頼みこんだ。なんとか了承してもらうことに成功するタイン。サラワットは最初のうちは「迷惑だ」「厄介者」などと不愛想を貫いていたが、友達以上恋人未満のような関係を続けるうちにタインに魅かれ始め、本気でタインを口説きにかかるのだが…。

こんな感じですかね? 付き合っているフリが次第に本当の愛へ…というテーマはストレートだろうがゲイだろうが、掃いて捨てるほどあります。

ところがっ!! エピソード7と11を見ると、内容がこんなに変わってしまうのです!

 

↓↓ 以下ネタバレなのでご注意願います ↓↓

 

 

 

1年ほど前、高校生だったサラワットは、大学構内で行われていたバンドのコンサートに行く。偶然前にいた高校生の少年が、楽しそうに曲に合わせて飛んでいたところサラワットの足を踏んでしまう。彼のことがなんだか気になるサラワット。一目惚れした少年に再び会うために、同じバンドのコンサートに通い続けるが会うことはできなかった。

そして大学生になり、突然その少年が目の前にやってくる。内心では大喜びのサラワットだったが、つい不愛想な態度をとってしまう。その少年はノンケのため、なんとかして自分のことを好きになってもらおうとあの手この手で落としにかかるのだが…

 

簡単に言うとこんなストーリーになってしまいます。

サラワットの本心が分かると、全く別の解釈ができるお話になるというわけです。

ま、よく見るとかなり早い段階からサラワットの好意は表現されているのですが、何しろ不器用で不愛想というキャラが立っていたので、「え、まさか、1年前から好きだったの!?」とびっくりさせられました。

 

ということで、ここからはエピソード1から垣間見えるサラワットの好意を見ていくことにします。そして、サラワット側の裏話がある場合は挿入しますので、かなりネタバレです。なので、このドラマを1度も見ていない方はぜひ見てから本記事をお読みくださいませ。

 

では、スタート~!

 

とりあえず、タインとサラワットの再会シーンから。もちろん、タインは初めましてだと思っています。

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やっと出会えた一目惚れの相手を前にこの表情。なぜ?

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好意はこんなセリフで伝えたつもり?

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☆*:;;;;;:*☆サラワットの裏側☆*:;;;;;:*☆

この直後、本当は小躍りして「見つけた、見つけた」と喜ぶサラワットの姿が。

エピソード11より  笑顔が可愛いサラワット。 

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こんなサラワットを誰が想像したでしょう。もちろんタインも知りません。
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声をかけたのにサラワットに去られてしまったタインは、あきらめずにやっと調べたメールアドレス宛に「会って欲しい」とメールを送るが、返信はこれ。

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☆*:;;;;;:*☆サラワットの裏側☆*:;;;;;:*☆

てっきりサラワットが送ったのだと誰もが思いましたが、実はコレ、サラワットの友達が勝手に送っていたものでした。

エピソード11より。メールが送られてきた時のサラワットのこの表情。かわいすぎる。

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こんな風にノロケるものだから、友達がはしゃぎすぎを心配して(笑) 上記のようなメールを送ったのでした。「彼に嫌われてしまう」と抗議するサラワットですが、第一印象はハンパなく悪いのだからもう手遅れですよね。

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一方、タインはめげずに駐車場で張り込みをしてサラワットを待ち伏せし、自転車で追いかけたりするのですが、サラワットは相手にしてくれません。このシーンはイマイチサラワットの本心が伝わらない感じ。

 

その後チアリーダー新入生歓迎会に出席したタイン。

オープンエアの会場なので、そこにサラワット一派がやってきてタインの自己紹介を見つめることに。その時のサラワットの表情。これまでの登場シーンから、笑うことなんて一生ないんじゃないかと思われるほどの無表情を貫いてきた彼が、少し笑っている!馬鹿にしたように鼻で笑うのですが、内心では「タイン、可愛い」と思いながら眺めているのです。

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この時のタインの自己紹介が、皆に煽がれてはじけざるをえなくなって「俺はトップだけどボトムもやれる」などとのたまうあたり、さすがBLドラマ。しかしタインは意味を分かって言ったのでしょうか。

「受け攻めどちらもOK」と言うタインにちょっとあきれたように首を振りながら微笑むサラワット。もしかすると、「そんなの、うそうそ」と思っていたのかもしれません。

そしてタインと目が合うとニッコリ。

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この直後にトイレ中のサラワットにつっかかるタイン。

T「俺の自己紹介に何か文句でもあるか」

S「別に」

 この後、思わず本音が!

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直球を投げられボーゼンとするタインの髪をなでてかっこよく立ち去ろうとしたものの、タインにスマホを取られ、取り返そうと揉めるうちに床に落ちてスマホが壊れてしまう。

きっとタインの写真が待ち受けだったに違いない(笑)

 

サラワットは保険にタインのスマホを預かることにした。

その夜、タインのスマホのロックをサラワットは楽々と解除し、タインのフェイスブックを乗っ取ることに成功。そこにはこんな書き込みが。

タイン「あいつ、めっちゃうまそう」

タイン「サラワットを食べたい」

 

これって…。サラワットのタインに対する本音ですね(笑)

こうやって書き込むことで、二人の関係の既成事実を作りたかったのか、どうなのか?

タインの「くそ野郎!」と言うセリフでエピソード1はおしまい。

 

 

こうやって振り返ってみると、最初タインに対するサラワットの言動はおちょくっているとしか思えなかったのですが、実は本音だったことが分かりますね!

 

次回はエピソード2です。